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Channel: 私が好きな曲(クラシック音楽のたのしみ)
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少年王者舘 1001

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毎日大勢の方がご訪問くださり、感謝しております。

このブログは2008年12月7日開設ですが、2013年10月5日投稿のガーシュウイン「ラプソディ・イン・ブルー」の名盤から、しばらくお休みをいただき、2017年5月21日投稿のワーグナー「さまよえるオランダ人」で(奇跡の)復活を遂げました。休止期間が生じた理由は、それにはいろいろな原因があるのですが、私生活に大きな変化があったことが一番大きな要因です。

拙ブログは、Gさん曰く「全方位的なブログ」とのとおり、クラシック音楽のジャンルを問わない名盤聴き比べがひとつの特長となっているのですが、この聴き比べは私にとって大きな負担です。これまでは、名曲名盤本を参考にしつつ、私が入手できたCDの比較でよかったのですが、ストリーミング配信によって膨大な音源が入手可能となり、1曲について書くのにすごく時間がかかっています。とても1回の記事では書ききれませんので数回に分けて書いています。

私は文章を書くのは好きですが、得意というほどではありませんので、ひとつの記事を書くのに膨大な時間とエネルギーを要します。今から考えればよくあれだけの量をこなしたと思う曲もあります。例えばムソルグスキー「展覧会の絵」とか、マーラーの「巨人」「復活」とか。もちろん量が苦にならない曲もあり、ベートーヴェンの「英雄」は楽しんで書いていましたが。

その後、ちょっとマイナーな、グリーグの弦楽四重奏曲を経て、次の曲も決まっており、リストも作成し終えていたのですが、どうしても文章が書けません。演奏を聴いた後に、いろいろ感想が思い浮かぶのですが、気持ちが上向きにならず、文章を書くエネルギーがありません。(アンプが故障して修理に出していたということもありますが。)

クラシック音楽もあまり聴かなくなっています。スマホにはバッハの無伴奏とかベートーヴェンの弦楽四重奏曲が入っているのですが、テレビのサントラ(2119)とか、英会話の学習教材、宇多田ヒカルを聴いています。

記事を書くエネルギーが欠けているというか、他にやるべきことがあるじゃないかという思いに支配されており、それは来月まで続くでしょう。今月をなんとか退き切れば楽になれるのではないかという気がしていますが。


昨日、久しぶりに演劇を観に行きました。少年王者舘を新国立劇場で観ることができるなんて、行くしかないじゃないですか!

少年王者舘 1001
2019年5月18日(土)18:00〜
東京◎新国立劇場
イメージ 1
イメージ 2

(以下、HPよりコピペ)
少年王者舘は1982年3月に旗揚げして以来、現在に至るまで、約50本の作品を創ってまいりました。それらの作品たちに通低する姿勢は、「このセカイやこのウチュウは一体何なのだろう?」「それは、何故あるのだろう、または、ないのだろう?」という、余りにも根本的で、余りにもとりとめのない茫漠とした興味です。 
「存在」してしまう「ナニカ」が醸し出す、えもいわれぬなつかしさ、気付いたりコトバにした途端、溶けて何処かに消えてしまう「未来の残り香」のような、始まりも終わりもないような、昨日と明日、彼方と此方、アナタとワタシが混じり合い、区別がつかなくなるような、すべての事象が通低しているような、「根源的郷愁」とコトバされるようなある感覚を「エンゲキ」という器を借りて紡いで参りました。映画でもなく、読み物でもなく、音楽でもなく、ひょっとするとエンゲキでもない、しかし、エンゲキでしか絶対あらわせないナニカを、「はじまりのまえ」や「おわりのあと」まで、時空間を工夫しながら創って参りました。 

1001 
1、ある・0、ない・0、ない・1、ある、 
あるけどない、ないけどある。 
二進法に置き換えられた世界。 
生死を賭けて終わりなき物語を紡ぎ続けたシェヘラザードの話法を借り、少年王者舘が今まで吐き出した数々のエレメントを、撹拌させ、混沌させ、融合させ、分裂させ、物語の中の物語の中の物語の中の物語の中に詰め込んで、ヒトのまばたく間に現出させる、魔法のような、量子論的千夜一夜物語。

出演
 珠水 
 夕沈 
 中村榮美子 
 山本亜手子 
 雪港 
 小林夢二 
 宮璃アリ 
 池田遼 
 る 
 岩本苑子 
 近藤樺楊 
 カシワナオミ 
 月宵水

 井村昂

 寺十吾 
 廻飛呂男 
 海上学彦 
 石橋和也 
 飯塚克之

 青根智紗 
 石津ゆり 
 今井美帆 
 大竹このみ 
 奥野彩夏 
 小野寺絢香 
 小島優花 
 小宮山佳奈 
 五月女侑希 
 相馬陽一郎 
 朝長愛 
 中村ましろ 
 新田周子 
 一楽 
 野中雄志 
 長谷川真愛 
 坂東木葉木 
 人とゆめ 
 深澤寿美子

作・演出
 天野天街 
美術
 田岡一遠 
美術製作
 小森佑美加/岡田保
映像
 浜嶋将裕 
照明
 小木曽千倉 
音響
 岩野直人 
振付
 夕沈/池田遼 
音楽
 珠水 
チラシ原画
 アマノテンガイ 
衣裳
 雪港 
衣裳協力
 いしだかよこ/がんば/安野富久美 
小道具
 る 
演出助手
 山田翠 
舞台監督
 大垣敏朗 
制作
 少年王者舘 
主催
 新国立劇場

協力
 小堀純 うにたもみいち 望月勝美 サカイユウゴ 羽鳥直志 山崎のりあき 吉永美和子 早馬諒 原田瞳

杉浦胎児 虎馬鯨 白鷗文子 サカエミホ ☆之 水元汽色 
水柊 藤田晶久 街乃珠衣 篠田ヱイジ

STAGE OFFICE tsumazuki no ishi 有限会社ザズウ 株式会社ダックスープ かすがい創造庫 
演劇組織KIMYO 株式会社巣山プロダクション 劇団キリンバズウカ 劇団天動虫

運営
 一般社団法人 箱の中の箱


少年王者舘の芝居について書くのは難しいです。3人で観に行ったとき、1人は感動していましたが、もう1人は2度と観ないと言っていました。私は演劇や文学に非日常を求める者なので、少年王者舘の芝居に感激しました。

それで今回の「1001」なのですが、新国立劇場ということもあったのか、少年王者舘はかなり力を入れて臨んだと思うのです。出演者も多かったしね。いつものより洗練されていたましたが、その分エネルギー感が低かったような気がしないでもありません。お客さんが爆笑するシーンも無かったしなぁ。

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