Googleで「ピアノ・トリオ」を検索するとWikipediaの「ピアノ三重奏曲」と「ピアノ・トリオ(ジャズ)」がヒットします。ピアノ三重奏曲とは「通常はピアノ、ヴァイオリン、チェロの三重奏による楽曲」だそうで、主な作曲家は、
F・J・ハイドン - 48曲
モーツァルト - 6曲
ベートーヴェン - 番号付きが7曲(第7番『大公』が有名)、番号なしが5曲、未完が3曲。このほか他人による編曲が1曲。
フンメル - 9曲
シュポーア - 5曲
シューベルト - 2曲(第1番変ロ長調D.898 (op.99)、第2番変ホ長調D.929 (op.100))
メンデルスゾーン - 2曲(第1番ニ短調、第2番ハ短調)+未出版1曲
ショパン - 1曲
シューマン - 3曲
フォルクマン - 2曲
ラフ - 4曲
フランク - 4曲
ラロ - 3曲
スメタナ - 1曲
ブラームス - 3曲
ボロディン - 1曲
サン=サーンス - 2曲
チャイコフスキー - 『偉大な芸術家の思い出に』
ドヴォルザーク - 4曲(第4番『ドゥムキー』が有名)
リムスキー=コルサコフ - 1曲
フォーレ - 1曲
フィビフ - 2曲
ヤナーチェク - 1曲
ショーソン - 1曲
マルトゥッチ - 2曲
アレンスキー - 2曲(第1番ニ短調op.32が有名)
ドビュッシー - 1曲
シベリウス - 1曲
ルクー - 1曲
ラフマニノフ - 2曲(どちらも『悲しみの三重奏曲』の標題を持つ)
ラヴェル - 1曲
ブリッジ - 2曲
ヴィラ=ロボス - 3曲
マルティヌー - 3曲
ショスタコーヴィチ - 2曲(第1番ハ短調op8、第2番ホ短調op67)
なのだとか。F・J・ハイドンの48曲というのはすごいですね。
ピアノ・トリオ(ジャズ)だと「現代では通常、ピアニスト、ダブルベースプレーヤー、ドラマーからなるグループのことを指す」とのこと。寺島靖国さんの「JAZZ ピアノ・トリオ 名盤500(だいわ文庫)」(名盤でないものも紹介されているけれど)の「はじめに」では、冒頭で「ピアノ・トリオに始まってピアノ・トリオで終わるのがジャズ・ファンです。」と言い切っています。すごい!
「ベートーヴェンの交響曲に始まってベートーヴェンの交響曲で終わるのがクラシック音楽ファンです。」なんて言う人はいないでしょう。
「とっつき易さでいったら、ピアノ・トリオにかなうものはありません。」「ピアノ・トリオはジャズ演奏の根本システムなのです。」とも。最後に「どうか、本書を片手にレコード店を歩いてください。」とありますが、この本で特に推薦されているCDをショップで探すのは結構大変です。よほどの名盤でない限り、売っていないCDが多いのです。
私はHMV & BOOKS onlineを活用し、寺島靖国さんが絶賛していたCDを片っ端から注文しました。ビル・エヴァンスは寺島さんはあまり褒めていないのですが、ほとんど集めましたよ。(ロックの名盤集めをしていた時代もあるのですが、それはまた別の機会のお話。)
そうして集めた約100枚前後のJAZZのCD。ピアノ・トリオとジャズ・ヴォーカルが中心です。
クラシック音楽を聴く気分ではないとき(時期)は、それらを片っ端から聴きます。
今では、Spotifyのおかげで、購入しなくても多くの録音を聴くことができます。音質も私の耳にはCDと変わらないように聴こえます。ちなみにPCオーディオは、VAIO PROにRMEのADI-2 DACをつないで聴いています(以前より確実に進化しています。)。
Spotifyのプレイリストが増えました。これだけの録音数を聴くのは大変ですが、2周目に突入しています。とにかく聴きまくっているのです。なお、ピアノ・トリオではないものもあります。
これはいいなと思うものもあるし、そうでないものもあります。感想を書けたらよいのですが、まだ自信がありません。以前、Yahoo!ブログに「ピアノ・トリオの部屋」という人気ブログがありましたが、尊敬しちゃいますね。的確な表現で述べておられ、私には到底マネできません。
さて、Yahoo!ブログですが、8月31日をもって記事やコメントが書けなくなります(少しだけ延長されたような?)。ブログの移転は、Yahoo!が移行ツールを提供する4つのブログから選ぼうと思っていたのですが、やはりどれもいまひとつ。コメントが20までという制限はあるものの、とりあえずFC2ブログに移転し、このブログは自分で削除しようと考えています。
この世に同じブログは2つあっても意味がないからです。古いブログが存続している限り、検索エンジンでは新しいブログの過去記事はヒットしません。そのようにできているらしいです。考えてみれば当たり前ですね。独占状態を避けるためなのでしょう。現在、2つのブログに並行して記事をアップされている方がいらっしゃいますが、新しい方に専念されたほうがよろしいかも、ですよ。
ブログ移転の前に、新しいブログの名前を記事に記しますので、その後はそちらのブログをよろしくお願いします。ブログ名は現在考え中で、もちろん今のブログとは違う名前にします。このブログは利用停止にしてしまいますので閲覧できなくなります。
と、ここまで書いて、私はブログを続ける意思があるのだろうかという疑問もあるのです。理由のひとつは、8月から生活環境が変わるということもあるのですが、それはさておき、ブログをやっていて一番楽しかった時期がずいぶん前に終わってしまったからです。
その頃は拙いながらも一生懸命記事を書き、他の方のブログにも必ずコメントしていたのですが、ブログの友人達は一人去り、二人去りで、ずいぶん多くの人がブログをやめてしまいました。
クラシック音楽が好きで、愛好家同士で語り合えたらどんなに楽しいだろうと思って始められたのでしょうけれど、好きな曲、好きな演奏には限りがあって、語り尽くしてしまうのですよね。
今、私がジャズのピアノ・トリオばかり聴いているのも、そういう時期なのかもしれません。
しかし、ようやくレコード芸術の7月号を読み始め、ロリン・マゼール指揮読売日本交響楽団他によるマーラーの「復活」、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団のシューベルト「死と乙女」他、カティア・ブニアティシヴィリのシューベルト第21番D960など、心から聴いてみたいと思うようになりました。
古い名盤を聴くのもよいですが、新しい録音を積極的に紹介していかなくちゃと思います。そういう意味ではレコード芸術6月号の特集「定番名曲 平成の名盤」は参考になりました。「21世紀の名盤」だったらもっと面白かったかもしれません。
とりとめのない記事となってしまいましたが、まぁ、そういうことです。
この記事とは直接関係がありませんが、再び増え過ぎたスピーカー群。これらのスピーカーを取り替えながらピアノ・トリオを聴いています。不思議なもので、以前はダメだと思っていたスピーカーが良くて、お気に入りのスピーカーがいまひとつだったりします。自作スピーカーづくりは楽しいですが、置き場所がない……。