ユジャ・ワン ピアノ・リサイタル(2013年4月21日)
4月16日の水戸から始まったユジャ・ワンのピアノ・リサイタル(6日連続公演!)は,今日が最終日です。今日と言ってもこの記事を書き終える頃には昨日でしょうけれど。感想を書く前に,今回の予習に用いたCDをご紹介したいと思います。スクリャービンの第2番「幻想ソナタ」は、ユジャ・ワン自身のCD(ソナタ&エチュード)があります。スクリャービンのソナタ第6番は、アシュケナージのCDを聴きました。プロコフィエフの...
View ArticleJ.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲 BWV988」の名盤?(前説)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハゴルトベルク変奏曲ゴルドベルク変奏曲ゴルドベルグ変奏曲ゴールドベルク変奏曲ゴールドベルグ変奏曲2段鍵盤付きチェンバロのための,アリアとさまざまな変奏曲から成るクラヴィーア練習曲BWV 988最もよく用いられているのは「ゴルトベルク変奏曲...
View ArticleJ.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲 BWV988」の名盤?
http://blogs.yahoo.co.jp/pocg1005jp/31729529.html続きヨハン・ゼバスティアン・バッハゴルトベルク変奏曲 BWV988ヴィルヘルム・ケンプ 61分03秒Deutsche Grammophon...
View Article今週のひと(り)ごと 250512
先月下旬から怠惰な生活(仕事はちゃんとしてます!)が続いたのですが,そのためか,体がだるいです。遊びすぎでしょうか?ビタミンB1,B2,B12,E,アリシンを摂れる食事を心がけていますが,なかなか回復しません(汗)聴き比べの記事を書く気力・体力がないので,今回は絵日記です。4月20日(雨)神田カレー店巡り第2弾(前回はボンディ)は,エチオピアです。本店(神田小川町)ではなく,御茶ノ水ソラシティ店に行...
View Articleモーツァルト「交響曲第41番ハ長調 K.551 <ジュピター>」の名盤
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」 第1楽章 Allegro Vivace ハ長調 4/4拍子 第2楽章 Andante Cantabile ヘ長調 3/4拍子 第3楽章 Menuetto (Allegretto) ハ長調 3/4拍子 第4楽章 Molto Allegro ハ長調...
View Articleさよなら「東京クヮルテット(Tokyo String Quartet)」
「東京クヮルテットのラスト・コンサートに行きます」と話したところ,「東京クヮルテットって,まだ日本人のメンバーがいるのですか?」「創設期のメンバーで残っている人はいるのですか?」「東京クヮルテットなのに日本ツアーって,おかしくないですか?」等の質問を受けました。それにどう答えたかは覚えていないのだけれど,この記事で回答を書きたいと思います。彼らの熱心なファンとはいえない私ですが,書き留めておきたかっ...
View ArticleYAMAHA NS-2000
オーディオで最も難しいのはスピーカー選びだと思っています。お金はソフトの購入に使ったほうが充実した人生を過ごせると信じているのですが,それでもスピーカーは良いものがほしいです。でも,いまだに理想のスピーカーに出会えません。それで,いつ頃からスピーカーを探しているのかというと,話はずっと以前の時代に遡ります。私が最初に興味を持ったのは,YAMAHAのスピーカーでした。楽器を製造している会社がつくったス...
View Articleモーツァルト「フルート協奏曲第1番」の名盤
「フルート協奏曲」というと,ヴィヴァルディの曲(「海の嵐」とか「ごしきひわ」),モーツァルトの2曲,後は思いつきで,ニールセン,イベール,ハチャトゥリアン,ジョリヴェ,小高尚忠でしょうか。いわゆる大作曲家によるものが少ないですね。それは他の管楽器にもいえることですけれど。その中でも最もよく聴かれているのは,断トツでモーツァルト,次いでヴィヴァルディのような気がしますが,今回はモーツァルトのCDを聴き...
View Articleボロディン「だったん人の踊り」の名盤
今後の数回(もしかしたら10回ぐらい)は,管弦楽曲の聴き比べをやりたいと思います。理由は特にないのですが,管弦楽曲というジャンルは,今やっておかないと,この先集中して聴くことができないような気がするのです。心の余裕があるうちに聴いておこうと思いまして。しかし,このブログでまだ取り上げていない曲で,どれから手をつけようか迷っているうちに週末を迎えてしまいました。「組曲」は演奏時間が長いので単独曲。思い...
View Articleイベール「寄港地」の名盤
フランスの作曲家,ジャック・イベール(1890―1962)が32歳のときに書いた作品で代表作。イベールでよく聴かれているのは,他に「ディヴェルティメント」「フルート協奏曲」でしょうか。日本の皇紀2600年奉祝曲として書かれた「祝典序曲」(山田耕筰の指揮で1940年12月に東京歌舞伎座で初演)もありましたね。「寄港地」のような作品は,解説があったほうがとっつきやすいので,ウィキペディアからコピペしてみ...
View Articleユジャ・ワン&デュトワ/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(2013年6月27日)
2013年6月27日 (木) 19:00 開演 (18:30 開場)サントリーホールシャルル・デュトワ(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団ユジャ・ワン(ピアノ)メンデルスゾーン: 序曲「フィンガルの洞窟」作品26ショパン: ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 第1楽章 Allegro maestoso ホ短調 4/3拍子 第2楽章 Romanze, Larghetto ホ長調 4/4拍子...
View Articleヤナーチェク「シンフォニエッタ」の名盤
ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」は,2009/6/3(水)に記事にしています。その年の5月29日に村上春樹「1Q84」が発売されたので,それに合わせて慌てて書いたのでした。「シンフォニエッタ」は,いずれ書き直したいと思っていたので今回やっちゃいますが,「1Q84」のどんな場面でこの曲が使われていたのか,今となっては全く思い出せません。「1Q84」のオープニングに,タクシーの車内でヤナーチェクの「シ...
View Articleロッシーニ「序曲集」の名盤
湿度が高い毎日が続いていましたが,関東・甲信越地方は7月6日に梅雨が明けたそうで,昨日今日と猛暑が続いています。梅雨明け十日といって気候が安定し(晴天が続き),アウトドアに適した季節なのですが,あまりの暑さに家でじっとしています。記事を書こうという気力も全く起きませんが,ちょっと頑張って書いてみます。曲はロッシーニ。イタリアは湿度が低くて夏でも(日陰は)涼しいそうですから,それが理由。それで,ロッシ...
View Articleシベリウス「フィンランディア」 カラヤン5種の聴き比べ
好きな作曲家にジャン・シベリウス(1865年-1957年)の名をあげる人は多いと思います。私も定評あるシベリウス交響曲全集が安価で売られているのを見ると,ついつい手を伸ばしてしまいます。しかし,クラシック音楽を聴き始めた頃は,どちらかというとシベリウスは好きな作曲家ではありませんでした。肌触りが違うというか,空気のにおいが異なるというか,違和感を感じていました。最初から好きだったのは,「カレリア」組...
View Article今週のひと(り)ごと 250715
7月12日(金)知人が出演する演奏会に出かけました。場所は「すみだトリフォニー小ホール」。小ホールは初めてだったので入口を間違えて迷った(汗)...
View Articleバルトーク「弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽」の名盤【前編】
ハンガリー生まれの作曲家,バルトーク・ベーラ・ヴィクトル・ヤーノシュ(1881年-1945年)は,20世紀を代表する作曲家ですが,あまり聴かれていないような気もします。そこで今回はバルトークの管弦楽曲にしようと考えたのですが,彼の管弦楽曲でCDに収録されることが多い曲といえば,こんなところでしょうか。バレエ「かかし王子」 (1914年-1916年、1931年改訂) Op.13...
View Articleバルトーク「弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽」の名盤【後編】
1週間遅れで「つづき」です。名盤紹介を後編に遅らせのは,演奏の感想を書くのが難しかったからです。なぜ難しいのか。直感的に好き嫌いを感じてしまう曲だから。これはいい演奏だなと思っても,どんなふうに良いのかということを言葉で表現しづらいのです。入試の面接で「好きな小説はなんですか?」と質問され,「パール・バックの『大地』です」と答え,「どこが好きなんですか?」と再質問されたときに言葉に詰まり,「好きなん...
View Articleプロコフィエフ「キージェ中尉」の名盤(というには少ない)
ハンガリーの作曲家を続けるつもりだったのですが,さすがにちょっと飽きてきたので予定を変更してプロコフィエフ(1891-1953)の「キージェ中尉」にしたいと思います。交響組曲ですよ。映画音楽として作曲したものを基に組曲化したものです。いろいろなところに書かれているあらすじを集約すると,概ねこのような物語のようです。・皇帝が昼寝をしている。・宮廷内から女官の悲鳴が聞こえてくる。・眠りを妨げられて激怒し...
View Articleラヴェル「ダフニスとクロエ」全曲の名盤(前口上)
ウィキペディアのコピペですが,この曲の編成は以下のとおりです。木管楽器フルート2、ピッコロ、アルトフルート、オーボエ2、コーラングレ、クラリネット2、小クラリネット、バスクラリネット、ファゴット3、コントラファゴット金管楽器ホルン4、トランペット4、トロンボーン3、チューバ打楽器ティンパニ、バスドラム、スネアドラム、タンブリン、タムタム、ウィンドマシーン、チェレスタ、グロッケンシュピール、シロフォン...
View Articleラヴェル「ダフニスとクロエ」全曲の名盤(本編)
前の記事の続きです。ピエール・モントゥー(指揮)ロンドン交響楽団ダグラス・ロビンソン(合唱指揮)コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団DECCA 1959年4月27-28日「ダフニスとクロエ」の全曲初演は,1912年6月8日で,指揮はピエール・モントゥーです。このCDは初演指揮者による演奏を優秀なステレオ録音で聴くことができます。そこで,せっかくの機会ですので,国内廉価CD(DECCA BEST...
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